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アルバ (詩) : ウィキペディア日本語版
アルバ (詩)
アルバalba、意味は「日の出」)は、オック語トルバドゥール抒情詩のサブジャンルで、一夜をともにしながら、それぞれの配偶者への発覚を恐れて別れなければならない恋人たちの切望が歌われる。
==概略==
アルバに登場する共通の人物は、「guaita」(見張り、番人)と呼ばれる、恋人たちに別れの時が来たことを告げる女性の友人である。guaitaは居眠りするか、不注意をしでかすか、もしくは、あまりに早く別れさせるかして、恋人たちに責められる。恋人たちは、女性の夫だけでなく、「lauzengiers」(嫉妬する恋敵)も恐れている。
次に挙げるのは作者不詳のアルバである。許されざる恋の一夜を明かして別れる時の、恋人の淑女に対する騎士の切望が歌われている。このスタイルの表現は一般的だが、特定の韻文が非定型的なストロペーのパターンの中で使われる。
:Quan lo rosinhols escria
:ab sa part la nueg e.l dia,
:yeu suy ab ma bell'amia
:jos la flor,
:tro la gaita de la tor
:escria: "Drutz, al levar!
:Qu'ieu vey l'alba e.l jorn clar.
:--大意:ナイチンゲールが歌う間、夜も昼も、花の下で、私は美しき人とともにいる。塔から我等の見張りが叫ぶ。「二人とも、起きて! とっくに夜は明けています」。
オック語のトルバドゥールの影響を受けて、ドイツではミンネゼンガーたちが「ターゲリート」(Tagelied)、北フランスではトルヴェールたちがaube(オーバド、オーバード、朝の歌)という類似したジャンルをそれぞれ開発した。「アルバ」はガリシア・ポルトガル語(Galician-Portuguese)のtrovadorismo運動に移入されたが、現存しているものは唯一Nuno Fernandes Torneolの作ったものだけである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルバ (詩)」の詳細全文を読む



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